こんにちは、Dancing Shigekoです!

今回は国内ドラマ『刑事、ふりだしに戻る』第6話を見た感想を書いていきます。

今回の第6話は、失踪事件を追う流れそのものも気になるのですが、それ以上に吉岡という人物の見え方が大きく変わる回でした。目の前の出来事に前のめりになる理由が、最後にそっと明かされる構成がとても印象的です。

第6話のあらすじ

レストランで暴れていた岩崎拓真を取り押さえた百武と吉岡。窃盗と勘違いされたことに腹を立てていた岩崎は、自分のことよりも、帰ってこない妹の茉莉を探してほしいと訴えます。

生活安全課にはすでに届け出が出ていたものの、事件性なしとして扱われていました。それでも吉岡はその話を聞き流せず、独自に調べ始めます。やがて、茉莉がマッチングアプリを利用していたこと、そして会っていた相手にまで捜査が進み、事態が大きく動いていきます。

止まれない吉岡の執念

今回いちばん印象に残ったのは、やはり吉岡の動きです。

生活安全課が事件性なしと判断していても、吉岡はそこで止まりません。岩崎から詳細を聞き、部屋を見せてもらい、周辺の人にも話を聞いていく。しかも、ただ「気になるから」ではなく、手がかりを一つずつ現実的に拾っていくところに、彼の執念の強さが出ていました。

マッチングアプリの利用に辿り着き、誰と会っていたのかまで探っていたからこそ、岩崎茉莉の靴が見つかったときの初動が早かったのだと思います。今回の捜査を前に進めた功労者は、間違いなく吉岡でした。

そして見ている側としては、ここで自然とひっかかります。どうして吉岡はここまで前のめりになれるのか。この疑問が最後まで効いていて、終盤の明かし方がとても良かったです。

変わる未来、変わらない未来

百武が事件の概要を聞いた瞬間に思い出すのは、二年後に岩崎茉莉の遺体が見つかったという記憶です。

一度目の人生では、殺されたあとでしか見えてこなかった事件が、今回はその前から動き始めている。この変化には、確かに百武たちの行動が未来を書き換え始めている手応えがありました。

ただ、面白いのは「すべてが変わるわけではない」ことです。美咲の件もそうで、孤立のきっかけになった記事を書かせないように動いたはずなのに、結局また警察の不正を調べ始め、最後には記事を書いてしまう。

変えられる未来と、形を変えてもなお戻ってきてしまう未来。その線引きはどこにあるのか。単なる事件解決ドラマとしてだけではなく、この作品全体のルールが少しずつ見えてきそうで、想像が膨らみました。

吉岡の過去がのぞいた瞬間

もう一つ見逃せなかったのが、吉岡の妹にまつわる描写です。

百武が見かけた電話の場面では、母親が「妹が待っている」と話し、その次の電話では妹本人らしき声で「まだ帰って来られないの?」と言っている様子が描かれます。ところが後になって、その妹はすでに事故で亡くなっていることが明らかになります。

あの電話の相手は誰だったのか。録音なのか、それとも吉岡が過去に縛られ続けていることの表れなのか。はっきり説明しすぎない見せ方だったからこそ、吉岡の抱えている痛みがより深く残りました。

今回の事件に強く踏み込んでいた理由も、きっとこの喪失と無関係ではないのでしょう。第6話は、吉岡という人物の輪郭をぐっと濃くした回だったと思います。

まとめ

いい方向へと少しずつ変わっていく過去がある一方で、相変わらず厳しいまま残り続ける過去もある。その両方が同時に描かれていたからこそ、今回はいつも以上に続きが気になる回でした。

百武が本当に変えたい未来まで辿り着けるのか。そして吉岡自身の傷に、この先どう向き合っていくのか。物語の行方をまだまだ追いかけたくなる第6話でした。

前話感想も、今後この作品まとめページから辿れるようにしていきたいと思います。

皆様の感想も、ぜひ聞かせてください。

それでは、また次回。