こんにちは、Dancing Shigekoです!

知らない街で、自分にできることを仕事へ変えていく13歳の自立。

今回は映画『魔女の宅急便』を紹介します!

基本情報

  • 監督・脚本:宮崎駿
  • 原作:角野栄子『魔女の宅急便』
  • 音楽:久石譲
  • 主題歌:荒井由実「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」
  • 制作会社:スタジオジブリ
  • 上映時間:102分

登場人物

キキ:高山みなみ
魔女の修行のため、13歳で故郷を離れる少女。

ジジ:佐久間レイ
キキと行動をともにする黒猫。

おソノ:戸田恵子
キキへ住む場所と仕事のきっかけを与えるパン屋の女性。

トンボ:山口勝平
空を飛ぶことに憧れ、人力飛行機を作ろうとしている少年。

作品の内容

魔女には、13歳になると故郷を離れ、知らない街で一年間暮らす掟がある。キキは黒猫のジジとともに旅立ち、海の見える大きな街へ降り立つ。

最初は街の人々に受け入れてもらえず戸惑うが、おソノとの出会いをきっかけに、ほうきで空を飛ぶ力を生かした宅急便を始める。仕事や友人との関係を通して、キキは自分の暮らしを築いていく。

・次々に起きる出来事から目が離せない

魔女が宅急便をするという物語の軸はとてもシンプルだが、キキの毎日には次々と出来事が起きる。出発早々に雨へ降られ、初仕事では届けるぬいぐるみをなくし、見つけた時には破れている。

トンボに誘われ、街に溶け込めそうになったところで仕事を優先し、別の場所では心ない言葉に傷つく。うまくいくことと失敗が交互に訪れるため、何度見ても飽きずに最後まで引き込まれる。

特別な敵がいなくても、新しい生活には小さな問題がいくつもある。その一つひとつへ向き合うことが、キキの成長として描かれている。

・キキはなぜ飛べなくなったのか

物語の途中で、キキはジジの言葉が分からなくなり、ほうきでも飛べなくなる。魔法が弱くなった理由は明確に説明されないが、心から笑えなくなった時期と重なっているように見えた。

慣れない仕事の疲れや、トンボの友人たちへの戸惑い、自分だけが街から浮いている感覚。いくつもの気持ちが重なり、これまで自然にできていたことを意識しすぎてしまったのかもしれない。

ウルスラが創作について語るように、できなくなった時は無理に力を出そうとしないことも必要になる。自分の調子を取り戻すまで待つことも、前へ進む方法なのだと思う。

・自分にできることで暮らしを築く

キキは13歳で親元を離れ、貯めてきたお金で必要なものを買い、自分で仕事を始める。飛ぶことしかできないと悩みながらも、その力を必要としている人を見つけ、宅急便という仕事へ変えていく。

印象に残るのは、「何か私にお手伝いできることはありますか」と自分から尋ねる姿勢。与えられた仕事を待つのではなく、相手の困りごとを見つけて行動するから、少しずつ街での居場所が生まれていく。

自立とは一人ですべてをこなすことではない。自分にできることで人の役に立ち、助けてもらいながら生活を作ること。いつ見ても色褪せず、仕事や暮らしについても考えさせてくれる作品でした!

それでは、また次回!