こんにちは、Dancing Shigekoです!

一通の手紙から、離れた時代と人生がつながっていく奇蹟。

今回は映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を紹介します!

基本情報

  • 監督:廣木隆一
  • 脚本:斉藤ひろし
  • 原作:東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
  • 音楽:Rayons
  • 主題歌:山下達郎「REBORN」
  • 配給:松竹、KADOKAWA
  • 上映時間:129分

登場人物

矢口敦也:山田涼介
児童養護施設「丸光園」で育った青年。仲間とともにナミヤ雑貨店へ逃げ込む。

浪矢雄治:西田敏行
人々の悩み相談に手紙で答えていたナミヤ雑貨店の店主。

作品の内容

敦也たち三人は、泥棒に入った家から逃げ、朝まで身を隠すために古い空き家へ忍び込む。そこは、かつて悩み相談で知られていたナミヤ雑貨店だった。

誰もいないはずの店へ、突然一通の手紙が届く。それは過去を生きる相談者からの手紙だった。三人が返事を書くうちに、異なる時代を生きる人々の人生が少しずつ結びついていく。

・街並みから伝わる時代の変化

作品には1960年、1980年、2012年と、異なる時代の街が登場する。特にナミヤ雑貨店のある昭和の商店街は、店先にさまざまな商品が並び、人の暮らしが近くに感じられる。

整然とした現代の店とは違う雑多さが、古き良き時代の空気を作っている。背景や小道具を見るだけでも、同じ場所を流れてきた時間が伝わってきた。

2012年でさえ、今から振り返ればずいぶん前に感じる。物語の時間移動だけでなく、映画そのものからも時代の流れを味わえるのがよかった。

・形として残る手紙の重み

過去と現在をつなぐやり取りは、すべて手紙で行われる。すぐに届くメッセージとは違い、紙を選び、言葉を書き、相手へ届けるまでに時間がかかる。

その時間があるから、相談する側も返事をする側も、自分の気持ちと向き合えるのだと思う。遺品から手紙が見つかったり、出せなかった封筒が残ったりするのも、紙という形があるからこそ生まれる出来事だ。

電子データも保存できるが、誰かが触れ、折り、保管してきた手紙には別の重みがある。たまには大切な人へ手紙を書いてみたくなった。

・別々の人生が一つにつながる

最初は関係がないように見えた登場人物たちが、物語の進行とともに少しずつつながっていく。ある時代の相談と返事が、別の時代を生きる人の選択へ影響していたことが明らかになる。

自分が何気なく差し出した言葉も、相手の人生では大きな意味を持つかもしれない。人はいつ、どこで、誰とつながるか分からない。だからこそ、目の前の相手へ返す言葉を大切にしたいと思う。

原作で感じた温かさを映像でも味わえた。昭和の街並みと手紙を通して、時を越えた人のつながりを感じられる作品でした!

それでは、また次回!