小説を読むなら、やはり夜がいい。

昼のあいだは頭のどこかが現実の予定に引っ張られていて、物語に深く沈み込むには少し落ち着かないことがある。

その点、夜は静かだ。部屋の明かりだけの空間でページをめくっていると、登場人物の呼吸や街の気配まで近く感じられる。

物語の続きが気になって眠る時間が少し遅くなるのも、たまには悪くないと思っている。