こんにちは、Dancing Shigekoです!

一番になれない焦りの中で見えてくる、宇宙飛行士に必要な力。

今回はアニメ『宇宙兄弟』第3話「有利な男と走る女医」を紹介します!

※この記事では第3話の内容に触れています。

第3話の内容

JAXAの二次選考では、身体検査や運動能力の試験が続いていた。六太は全力で取り組むものの、同い年の真壁ケンジや20代の候補者、さらに女医の伊東せりかにも記録で上回られ、少しずつ焦り始める。

日々人の兄だから試験内容を知っていて有利だと茶化されることも、六太にはかえって重荷になっていた。そんな中、せりかが宇宙服をのぞき込む姿を目にし、自分と同じことをしていると気づくのだった。

・一番になれない六太の焦り

運動能力の試験で、六太は自分より長く走れる候補者が次々と現れる現実を目にする。同い年の真壁にも上回られ、20代の候補者との差も感じる。さらに、一番長く走り続けたのは伊東せりかだった。

得意なはずの肺活量でも六太は力を発揮する。トランペットを演奏してきた経験から、長く息を吐き続けることには自信があった。しかし、せりかもまだ続けていることに気を取られ、一瞬集中を切らしてしまう。実力がないのではなく、周りと比べて「一番でなければ」と考えることが、自分の力を出し切れなくしているように見えた。

落ち込む六太に、真壁は運動能力だけで判断されるわけではなく、精神力なども含めた総合力が求められているのだと話す。すべての項目で一位になる必要はない。それぞれが必要な水準を超え、その人ならではの強みを持つことが大切なのだと思う。

・日々人と訪れたJAXAの記憶

試験を受けながら、六太は子どもの頃に日々人とJAXAを訪れた日のことを思い出す。電車の中からロケットを探して待ちきれない日々人に、六太は「まだだよ」と落ち着いた兄のように振る舞っていた。

ところが、日々人がロケットを見つけたと言うと、六太もすぐ窓へしがみつく。JAXAへ着いてから日々人の写真を撮る時も、弟よりロケットを中心に写してしまうほど、六太自身も宇宙へ夢中だった。

今の六太は周囲の記録を気にしているが、宇宙へ行きたいという思いは誰かとの競争から生まれたものではない。弟と同じ景色を見て胸を躍らせた記憶に、六太の原点がある。試験が苦しくなった時ほど、あの日の気持ちが六太を支えるのだと思う。

・同じように宇宙服をのぞく二人

建物の入口に飾られた宇宙服を見つけた六太は、ヘルメットへ自分の顔を映せば、宇宙服を着ているように見えるのではないかとのぞき込む。その姿をせりかに見られ、恥ずかしいところを見られたと落ち込んでいた。

ところが翌朝、今度はせりかが同じように宇宙服をのぞき込んでいる。六太は自分と同じことをしていると分かって満面の笑顔になるが、せりかを必要以上に恥ずかしがらせないよう、真壁に余計なことを言わせず静かに通り過ぎる。

自分が恥ずかしいと感じた経験があるから、相手の気持ちも想像できる。宇宙への憧れが共通しているだけでなく、六太のさりげない気遣いも伝わる場面だった。試験の記録では一番になれなくても、こうした人柄も含めた総合力なら六太には十分可能性があると感じた第3話でした!

それでは、また次回!